TOEICで高得点取るのに瞬間英作文アプリは使えない?内情を解説

瞬間英作文のアプリって英語学習では有名な教材だけど、TOEICでは使えるの?って悩んでいませんか?

ハロー、エブリワン!TOEICアプリ研究所の前原・ジョブズです。

瞬間英作文は発売10周年以上も経ち、50万部以上も売れている教材です。

それがスマホアプリになっているから、使えるんじゃないか?って疑問に思っている人は多いんじゃないでしょうか?

私はこの1年間にTOEIC試験を受けつつも、過去にフィリピン英語留学を3ヶ月、オーストラリアワーホリで英語圏に1年間生活しています。

フィリピン英語留学時代には、この教材に非常にお世話になりました。

その経験から言うと、瞬間英作文だけではTOEICのスコアは伸びません。

でも英語の勉強という視点では、「瞬間英作文」が日本で一番使える英語教材です。

またちゃんとした英語の勉強計画を立てて、その一部に『瞬間英作文』を組み込めば、絶対に英語(とTOEICスコア)は伸びます。

この記事では、ちょっとすぐにはTOEIC攻略に使えないけど、英語教材としては絶対に使える『瞬間英作文』について解説します。

瞬間英作文とはどんな教材か?

まず『瞬間英作文』について説明しましょう。

『瞬間英作文』とは、英語講師の森沢洋平さんが作った勉強教材です。

もともとTOEFL BTPという英語圏向けのテストで620点(677点満点)取る実力があった森沢洋平さん。

TOEIC換算で940、950点(999点満点)を取れる実力があったのに、全然しゃべることができませんでした。

その森沢さんが、トロイア遺跡を発掘して、12ヶ国語を操れたハインリヒ・シュリーマンの勉強方法をモデルに作ったのが、瞬間英作文です。

『瞬間英作文』では、

「This dictinary is good(この辞書はいい)」

「I already go back to home(私はすでに家に帰りました)」

という中学生レベルの英作文をひたすら作ります。

すでに中学生レベルの英文法をわかっていて、理解できる人であれば、この練習を繰り返すことでしゃべれるようになります。

ウソかと思うかもしれませんが、本当です。

ぼくもフィリピン英語留学中にこれをやり、フィリピン人の先生や台湾人、韓国人、オーストラリア人やドイツ人、フランス人としゃべれるようになりました。

『瞬間英作文』をやると、なぜ英語がしゃべれるようになるのか?

『瞬間英作文』をやると、なぜ英語がしゃべれるようになるんでしょう?

それは「文法(英語の理解)」→「英単語(英単語の記憶)」→「組み合わせてしゃべる練習(瞬間英作文)」という最後の仕上げを瞬間英作文が行うからです。

これだけだと説明が不十分なので、もう少し説明します。

そもそも私たち日本人で日本語をしゃべる時、文法と英単語の組み合わせを考えながらしゃべっている人は、どれくらいいるでしょうか?

まず、いませんよね。

私たちはいちいち日本語をしゃべる時に、「これはペンです」と言う時に、あれこれ考えないものです。

(「ペン」を説明したいから、まず「これ」という代名詞を選ぼう。次に「敬語のです」を使って説明しなきゃ)

と頭で考えている人がいたら、しゃべるスピードが遅くなって大変です。

だから日本語が母国語の私たちの頭の中では、瞬時に「これは〜〜です」という文章を引っ張り出し、そこ「ペン」という単語を当てはめて、しゃべっています。

でも、英語をしゃべる時になると、頭に英文法と英単語を思い浮かべ、パズルのように当てはめてしまうのです。

中学・高校の英語教育で話す力が弱いと言われている理由は、ズバリここにあります。

英文法も理解してる。英単語もちゃんと暗記している。

でも私たちは頭の中に短い英作文を暗記して、単語を入れ替えてしゃべる訓練をしていません。

だからいつまでたっても英語をしゃべることができないんです。

だけど、基礎力をつけて(英文法と英単語)をつけて、『瞬間英作文』をやれば、必ず英語をしゃべれるようになります。

瞬間英作文のアプリのいいところ

ここまで『瞬間英作文』の説明をしてきました。

続いては『瞬間英作文』のアプリのいいところを、『瞬間英作文』自体のいいとこを紹介します。

TOEICの勉強でも使えるポイントがあるので、そこを中心に解説していきましょう。

英語力がついて、しゃべれるようになる

まず『瞬間英作文』のいいところは、勉強すればするほどしゃべれるようになることです。

これは間違いありません。

頭の中に英作文がストックされて、自分の口が英語を話すに慣れるので、本当に効果的です。

全くしゃべれない状態で外国人と話したり、オンラインレッスンするよりも、最初は瞬間英作文をやったほうがいいでしょう。

リスニング力がつく(TOEICのPart.1〜4で効果的)

次に短い英作文をたくさん作って話すので、リスニング力もわかります。

一見これは不思議な話なんですけれども、これには理由があるんです。

英語を話すネイティブの人は、英語をくっつけて話すくせがあります。

例を出してみましょう。

「Where can I play baseball in this park? (この公園のどこで、私は野球をすることができますか?)」

という英文があるとします。これをなるべく英語読みにすると、

「ウェア キャナ(イ) プレィ ベースボール イン ディス パーク?」

となってしまい、一部の言葉がくっついて消えてしまうのです。TOEICのリスニングで高得点を取れない原因はここに潜んでいるんですね。

でも『瞬間英作文』で例文を聴きながら、口に出してしゃべる練習をすれば、どこで英語の文が省略されるかわかります。

自分でしゃべって理解することで、リスニング力も一緒に上がります。

英語がしゃべれるようになって、リスニング力も上がる。『瞬間英作文』の隠れたメリットはここにあります。

『瞬間英作文』の書籍に比べて、値段が安い

『瞬間英作文』の書籍の値段は、1,700円です。

残念なことに時代遅れのCDがついてくるので、どうしても高くなってしまいます。

それに加えて、スマートフォンで聴けるダウンロード音声を使おうとすると、公式サイトから、216円で購入しないといけません。

合計で1,916円もするので、なかなか大変です。

しかしiPhoneやAndroidで出されている『瞬間英作文』のアプリは、1,200円で購入できます。

音声もアプリの中に入っているで、716円分もお得なんですね。

さらにアプリの中で、『おかわり!どんどん話すための瞬間英作文 例文追加』も、840円で購入できます。

こちらを紙の書籍で買おうとすると1,700円もするので、860円分も浮くのはコスパがいいでしょう。

これだけで『瞬間英作文』はアプリで購入したほうがいいと断言できます。

瞬間英作文の物足りない点は何か?

ここまで褒めてきた革命的な英語の教材、『瞬間英作文』

アプリになって、音声も自動的に付き、値段も安くなった『瞬間英作文』は、最高の教材だと言えます。

しかし『瞬間英作文』だけでは物足りない部分があるので、それをここからは紹介します。

『瞬間英作文』は英文法を理解してからでないと、使えない

『瞬間英作文』は「頭の中の英語の知識と、自分の口の動きをつなぎ、英語を話せるようにする」のに特化した教材です。

なので、『瞬間英作文』だけ使っても、英語をしゃべれるようにはなりません。

きちんとした英語の知識をため込んだ状態でないと、いくらやっても使えないんです。

自分の頭の中がプールだとしたら、英文法や英単語はプールに入れる水です。

それを瞬間英作文というホースで吸い込み、外に向かって水を撒く状態が、すなわち英語を話す状態だとイメージしてもらえばいいでしょう。

空のプール(英語の知識のない状態)で、ホース(瞬間英作文)を使おうとしても、撒く水(英語の知識)がないのです。

これが子供だったらスポンジのように柔らかい頭で、まわりのしゃべっている英語を聞き取って、自分の頭の中に入れられます。

しかし我々、大人は違うのです。最低でも英文法の知識を覚えてから取り組まないと、順序が逆になってしまいます。

あと『瞬間英作文』のなかに文法の解説はないので、覚えないとダメです。

人間は頭で理解していないものを話せないので、『瞬間英作文』をやる前に英語の勉強は必須だと言えます。

TOEICの試験の勉強をするには遠回りである

瞬間英作文は中学生レベルの文法を繰り返して口に出すので、次第にしゃべれるようになります。

TOEICテストでも使えるか?と言われたら、Part1〜4のリスニングには効果があるでしょう。

私もリスニングパートは490点中、375点取っていますが、たしかに瞬間英作文をやってよかったと感じました。

しゃべれるようにもなるし、リスニングのレベルも上がるのですから。

ただ、TOEICに特化した勉強という点では、遠回りになってしまうと言わざるを得ません。

『スタディサプリEnglish』『abceed analitics』という有名なアプリでは、最終的に過去問や模試を繰り返すようになります。

どうしても短期的にスコアを上げるなら、問題集を解いたほうが早いでしょう。

とにかくTOEICは時間との勝負なので、試験を受けると200問あるのに、170問くらいで力尽きる人が多いです。

それならTOEIC模試をやって、最後まで解き切る練習をしつつ、リスニングを練習したほうがスコアアップには早いと感じます。

瞬間英作文はTOEICに使えるのか?

ここまで説明してきたけど、『瞬間英作文』はTOEICに使えるんでしょうか?

いろんなブログやサイトを見ると、「『瞬間英作文』は使える!いや、使えない、スタディサプリのほうがいい!」と様々なオススメをしています。

そこでフィリピン英語留学を3ヶ月して、オーストラリアに1年間住み、現在はTOEICの勉強にはげんでいる私が、本音で語ってみたいと思いました。

結論から言うと、


・TOEICのスコアアップを優先したいなら『瞬間英作文』は必要ない

・英語の能力(スピーキング、リスニング、リーディング、文法)を高めて、日常生活やビジネス、留学で使いたいなら『瞬間英作文』は必要である

→そしてレベルを測るためにTOEICを利用するなら、時間はかかるけど結果はついてくる


そう感じます。

一つずつ見てみましょう。

TOEICスコアアップを目指すだけなら、『瞬間英作文』は使いづらい

TOEICのスコアアップを目指すなら、『瞬間英作文』は使いづらいです。

たとえばリクルートの出している『スタディサプリEnglish』は、Part.1〜7まで順番にTOEIC対策をしつつ、文法を同時に学びます。

カリキュラムが全部終わったら、『スタディサプリEnglish』の用意した模試をひたすら解いていくので、『瞬間英作文』の必要性はどこにもありません。

リスニングパートでも、「ディクテーション(耳で聞いた英語を書き写す)」という勉強をするので、これで十分にリスニングは伸びます。

そこに『瞬間英作文』を取り入れると、TOEICの勉強が遠回りになってしまうと言わざるを得ません。

ある程度のTOEICのスコアアップを目指すだけなら、講義動画を見て、英単語帳をやって、後はひたすらTOEICの模試を勉強していればいいと言えます。

この勉強方法でTOEIC800点台までたどり着く人もいるので、就職活動や社内の昇進でTOEICのスコアが必要な人は、『瞬間英作文』はTOEICで高得点取った後にやっても大丈夫です。

英語力をきちんと伸ばしたいなら、勉強方法の一つ凸して『瞬間英作文』は使える。TOEICのスコアも伸びる

『瞬間英作文』を勉強しても、すぐにはTOEICの点数は上がらない。

しかし『瞬間英作文』は、本当に使えないものなのでしょうか?

私もそう思った時期もあったのですが、『瞬間英作文』の開発者の森山洋介さんは、TOEICで使えると著書でハッキリ言っています。

なぜでしょうか?

それにはちょっと著者の「英語上達完全マップ」というサイトを引用しないといけません。

【関連記事】

英語のテスト 特にTOEICについて / 森沢洋介

このサイトで森沢さんは、

英語を「読み、書き、聞き、しゃべり」の全てを身につけられるようになりましょう。

そのために「中学レベルの文法、音読、瞬間英作文」が最初のステップとして必要です。

それができたら中級編として、「多読や精読、英単語の語彙力」を鍛えましょう。

上級編として、「リスニング、英会話」に取り組めば、英語を総合的に身につけられます。

この勉強過程で、TOEICの試験は、「自分の英語力がどれくらいになったのか?」のスコアを測るために使えると書いています。

森沢洋介さんは言います。

「TOEICは英語の基礎力がどれほど完成したか?を測る物差しとして優れています。

「5点刻みで点数が出るし、ほぼ毎月のようにやっているからです」

「テスト目的の勉強をするのはやめましょう。きちんと基礎力を抑えれば、自然にTOEICのスコアは伸びます。と。

これを読み返した時に、私はハッとしました。

TOEICのスコアを上げるために、自分は英語の勉強を一生懸命になっていなかったか?

英語で外国人と話したい。英語の好きな映画や音楽をそのまま楽しみたいなど、そちらを目的にしたかったのではないか?

『瞬間英作文』の著者の言いたいメッセージは、ここにあったのです。

だから一見、遠回りになってしまうかもしれませんが、英語力を全体的にあげたい人は、森沢洋介さんの「英語上達完全マップ」を読んで、自分の英語の勉強のやり方を見直してみてください。

私もTOEIC300点で、英語を全くしゃべれない時にこの勉強方法に出会い、しゃべれるようになりました。

「英語上達完全マップ」は本にもなっていますが、公式サイトに行けば、無料で読めます。

自分の英語勉強方法と、『瞬間英作文』の取り入れ方は、こちらが参考になります。


【関連記事】

英語上達完全マップ / 森沢洋介

まとめ 瞬間英作文は短期的に見ると、TOEICに使えない。だけど中長期的に見れば英語力とTOEICアップに使える

というわけで、長くなりましたが、『瞬間英作文』のアプリ教材と、TOEICに使えるか?という話は以上です。

繰り返すと、TOEICの点数をすぐに上げたい人は向いていません。

また英語の読み、書きのレベルだけ上げたい人にも不要です。

TOEICのスコアを上げたいなら、テクニックと効率を駆使して、模試を繰り返したほうがいいでしょう。

それこそ『スダディサプリ』と『金のフレーズ』の組み合わせで十分です。

しかし、トータルで英語を勉強したい人には『瞬間英作文』は絶対に使えます。

フィリピン英語留学の日系の学校がどこも『瞬間英作文』を取り入れているので、しゃべれるようになるし、リスニング力も上がります。

ただ、自分なりの総合英語勉強計画を立てなくてはいけません。

そのためには森沢洋平さんが提唱している「英語上達完全マップ」で、英語の勉強方法を学んだほうがいいです。

こちらは無料のウェブサイトなので、気になる人は目を通してみてください。

どんどん話すための瞬間英作文トレーニング

どんどん話すための瞬間英作文トレーニング
開発元:Beret Publishing Co. INC
¥1,200